テューバU字管修理

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 当店修理部にてテューバのU字管のヘコ出しをしたときの写真です。この写真は丁度U字管をはずしたところです。U字管を外すには、ベル側のつなぎ目と、ベル反対側のつなぎ目のハンダを溶かし、その他の支柱のハンダを溶かして外します。



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 U字管に残ったハンダを綺麗に取り払っているところです。製造時のハンダが少しでも残っていると、その上にハンダを付けて元に戻してもうまく接合しません。綺麗に仕上げるためには根気の要る作業です。



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 万力に芯金(しんがね)と呼ばれるヘコ出し用の器具を取り付け、ヘコミを出しているところです。U字管は管の底に補強版が付いているので、他の場所に比べヘコミが出しにくい場所です。熟練の作業が要求されます。



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 U字管を元に戻し、修理完了後の写真です。へこんでいた時の写真が取れなかったので比較できませんが、一見するとヘコミがあったことは分かりません。

 U字管は、テューバの中でもベルと同じくらいへこみやすい場所です。ベルの場合は管を取り外さなくても修理できますが、U字管の修理は取り外さなければ修理できない場合が多く有ります。このときの注意点として、U字管を1回取り外し修理すると、以前と同じ音色や吹奏感には戻りにくいと言うことが挙げられます。U字管はテューバの中では音色に一番影響する部分です。この部分はハンダの量でも変わってくるので、多少のヘコミであれば外さない事をお勧めします。
 楽器が大きい分、修理にも手間がかかり、U字管を外す場合は費用が数万円かかります。また、楽器も1週間以上お預かりになってしまいます。

 この修理を依頼される場合は熟考の上御来店下さい。正確な見積りや納期は直接楽器をみてご返答させていただきます。

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このページは、centralが2008年4月19日 22:48に書いたブログ記事です。

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