メッキ工場見学

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 当店でメッキを委託しているメッキ工場に見学に行きました。内部の写真は企業秘密が多いので公開することは出来ませんが、サンプルでしていただいたメッキの写真を掲載します。これは3色に分かれていますが、右から「銅メッキ」「銀メッキ」「金メッキ」となっています。見た目のみですと、グラデーションでかけても面白いかもしれません。最初の「銅メッキ」は変色しやすいのでラッカー仕上げしたほうがよいかもしれません。

 メッキ工場では、
  1.素材の磨き(バフ掛け)
  2.素材の洗浄(油膜・錆びの除去)
  3.各種メッキ
 といった一連の作業を見せていただきました。この工場では楽器関連のメッキを主に行っております。バリトンサックスなど、大きな楽器に対してもメッキ可能です。
 マウスピースや楽器には同じメッキの種類をかけても、メッキの厚みによって音色や吹奏感が変化します。ここではそういったことが常に研究されており、プロプレーヤーの意見を取り入れながら新しい分野にチャレンジされていました。

 最近ご要望の多いメッキの厚み「μm(マイクロメートル) 1/1000ミリメートル」単位の指定ですが、ある程度変更可能です。通常、マウスピース金メッキの場合は「2~3μm程度」ですが、更に厚くする事が可能です。銀メッキに関しても同じです。プラチナメッキは余り厚過ぎると抵抗感が強くなり吹きにくくなります。 メッキが完了した物は、専用設備によりメッキ厚を計測し、指定された厚みがメッキされているか確認後出荷されます。厚み指定のメッキ加工はお値段が異なりますので、事前にお問い合わせ下さい。

 また、金属アレルギーのご相談もよく受けるので相談した所、金メッキを厚くかければよいのではないかというお話も有りました。金属アレルギーは、アレルギーの原因となる金属が人によって違うので、基本的には病院に行って頂き、「パッチテスト」を受けることで原因となる金属が判明します。その金属が入っていない素材のマウスピースや楽器を使用すればよいですが、アレルギーを起こす金属が「ニッケル」「クロム」「亜鉛」「銅」「銀」などだった場合、大半のマウスピースや楽器には使用されています。
 マウスピースや楽器の主な素材の「真鍮(しんちゅう)」は「銅」と「亜鉛」の合金です。また金メッキ(18Kや22K)の場合は混ぜ物として「銀」や「銅」が利用されています。
 これらの金属アレルギーだった場合は金メッキ(24K)が有効ですが、金メッキが薄いと下地の「銀」や「真鍮」が表層の金メッキを通過しますので金属アレルギーは発症します。そうならない様に、金メッキ(24K)を「5μm」程度かけ、下地の素材を通過しにくくします。金メッキ(24K)は金メッキ(18K)に比べて柔らかいので磨きすぎたり落としたりすると剥げる可能性がございますが、試してみるとよいかもしれません。 ただし、完全にアレルギーを防げる保証はございませんので、ご了承下さい。
 また、事前に病院で「パッチテスト」を行い、どの金属アレルギーなのか特定されることをお勧めします。

■楽器・マウスピースメッキ加工
 メッキ種類:金・銀・銅・ピンクゴールド・グリーンゴールド・ホワイトゴールド等
 楽器(ベル・抜差し管等)メッキ: 本体を分解する場合もあるため、お問い合わせ下さい。
 マウスピース: ホルン・トランペット・トロンボーン・ユーホニアム・テューバ等各種可能
 リガチャー: 各種リガチャー可能
 納期: 2~3週間程度
  ※:価格はお問い合わせ下さい。

このブログ記事について

このページは、centralが2008年8月 5日 15:56に書いたブログ記事です。

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