リペアラーのお仕事
みなさんこんにちは。
セントラル楽器 修理部です。
今回は、リペアスタッフのお仕事についてご紹介します。
セントラル楽器の修理部は、1979年の創業以来「当店でご購入いただいた楽器のアフターケア」を主な目的として日々作業にあたっています。
2014年には県内最大級の”リペアセンター”をオープンし、当店でご購入いただいた楽器はもちろん、それ以外の楽器でも、できる限りお力になれるよう受け入れ態勢を整えております。
・・・でも、修理のヒトって、いったい何しているの?
我々の仕事は、大きく分けて2つです。
1.修理
各楽器のあるべき状態から外れてしまったものを直します。
落下などの外的要因で楽器が壊れてしまった場合はもちろん、「調整」や定期的な「点検・メンテナンス」も、この中に含まれます。
具体的な作業は楽器の状態によって異なり、板金から細部の調整まで多岐にわたります。
修理とは異なりますが、お客さまの好みに合わせてカスタマイズを行うこともあります。
2.検品
新品の楽器が、機能・外観上問題なくお客様の手にお渡しできる状態かチェックします。
例えばクラリネットの場合、タンポがきちんとトーンホールを塞いでいるか・キイは正しく動いているか・楽器の表面にキズがついていないか…などをチェックしています。
もちろん天然の素材を使用して作られる特性上、すべての楽器が全く同じように仕上がることはありませんが、その楽器の「持ち味」を活かしベストな状態でお渡しできるよう心がけています。
…普段みなさんと接する機会の多くは「1」の修理でしょうか?
時期により本数の変動はありますが、多い日は1日約80本(!)、年間で約15000本以上(!!)もの楽器を修理しています。
店頭でお待ちしている以外にも、吹奏楽コンクールやアンサンブルコンテストなどのイベントへ伺うこともあります。
見かけたらぜひ声をかけてくださいね。
タンポが破れた、ベルがへこんだ、キイが動かない、キャップが開かない…など
誰しも一度は修理へ出される経験があると思います。
しかし、これらのトラブルの多くはほんの少し気をつけただけで未然に防ぐことができる、といっても過言ではありません。
管楽器は非常にデリケートなものですが、正しい扱いを身につけていればそんなに怖がることはありませんよ。
じゃあ、いったいどうするかって?
それはブログにて少しずつ掲載していきます。
おたのしみに。