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クランポン 人気機種のご紹介!

2019.03.07クラリネットショップ

みなさん、こんにちは(こんばんは)ショップ担当の秦野(はたの)です。

今回のブログは【クラリネットといったら“クランポン”】と言われるほど大人気のビュッフェ・クランポン社製B♭クラリネットについてご紹介いたします。

 

機種の説明の前に、まずはクラリネットという楽器について。

先日、学生さんから

「(クラリネットの)外見はどれも同じように見えるけど、実際どこが違うの?」

という質問をいただきました。

 

たしかに、クラリネットの外見はどの機種も同じように見えますね…。機種によってはキィの数が多かったり、ポストや全体に金メッキをがかかっていたり、外見から“高そう”なクラリネットもありますが、クラリネットの機種による違いの多くは内部構造の違いです。

クラリネットはタダの筒(ツツ)ではありません。基本的には円筒管(えんとうかん)でまっすぐな部分が多いですが、ベルに向かって下の方が少し円錐状に広がります。この独特の管の形から、1オクターブ半(専門用語では12度)の音の変化が生まれています。

さらに、微妙なテーパーのかけ方やトーンホールの形状一つひとつを職人さんが丁寧に仕上げることで、音の鳴りムラがなく上品でツヤやかな音色が生まれてきます。手をかければかけるほど良い楽器になるというわけですね。この職人さんの技術や手間が楽器の価格差の大部分と思って下さい。(当然、上位機種には上質な材木が使用されているので、材料費による違いもあります。)

 

楽器をご購入する際に1つ気を付けていただきたいことがございます。

【安い楽器=初心者用 高い楽器=上級者・プロ用 ではありません!】

楽器を始めたばっかりであっても上位機種の良さは十分体感できます。わかりやすく言うと、良い楽器は①吹きやすくて②いい音がして③大きな音が出せます。この違いは楽器を始めて1か月もすれば学生さんでも判断できるでしょう。

 

さて、それでは本題に入りましょう。

全ての機種のご説明をしていると夜が明けてしまいますので、人気機種に絞ってご紹介いたします。

ぜひ、楽器選びの参考にしてください!

とは言いつつ、“百聞は一見に如かず”やはり楽器の違いは実際にお手に取って吹いていただくと一番わかりやすいと思います。当店は日本一のクランポン・クラリネット販売本数を誇る豊富な在庫の中から、あなたにピッタリな楽器をご紹介致します。もちろん試奏だけでも構いません。ぜひともセントラル楽器まで足をお運び下さい。皆様のご来店をお待ちしております。

 

以下、㈱ビュッフェ・クランポン・ジャパンによる製品説明です。

E13 について

長い間、スチューデント・モデルの代表格として世界中で支持されてきました。初心者でもクラリネットらしい音色で演奏できる楽器です。

管体は煙突部分を含め、上級機種と同じく上下管それぞれが1本の木から削り出されています。

 

G A L A について

2017年に“レジェンド”と“トラディション”が誕生したことで、内径の新しいファミリーが誕生しました。伝統と革新を融合させたその品質により、これらのクラリネットは世界中のより多くの音楽家を魅了しています。
2020年〈ビュッフェ・クランポン〉は、この内径のファミリーを発展させ、フランス製の高い品質とリーズナブルな価格を両立させた、“ガラ”を誕生させました。

最新の研究結果と技術を駆使して設計された“ガラ”は、豊かな倍音と全音域にわたるバランスの良さを特徴とします。

GALAは、レザーパッド仕様・リングやロゴプレート、
リガチャーなどは落ち着きがありエレガントなブラックニッケルめっきで仕上げられています。

 

R13について(機種を表す刻印はありません)

この楽器は、〈ビュッフェ・クランポン〉の歴史的なモデルです。

1955年、ロベール・カレによって開発された“R13”は、アメリカで大変な評判を呼び、今現在も前例のないほど高い支持を受け続けています。その音色は豊かで芯があり、すべての音域におけるバランスのとれた高い柔軟性と力強い表現を可能にします。

ソリスト、教育者から若い学生まで、全ての奏者の表現イメージを形にする“R13”は、世界中のオーケストラ、吹奏楽、ソロ、室内楽の舞台に求められ続ける存在です。

RC について…

〈ビュッフェ・クランポン〉の歴史の中で、最も偉大な功績を遺したロベール・カレ。彼は「楽器」を単なる演奏の道具ではなく、完成された芸術品として世に生み出しました。フレンチ・バソンの革新やダイナクション・サクソフォーンといった伝説的な楽器の製作者でもあるカレは、クラリネットの世界においても“ポリ・シリンドリカル・ボア”を開発するという大革命をもたらしたのです。2014年、世界中で愛され続ける〈ビュッフェ・クランポン〉“RC”クラリネットが、10年にわたる研究開発を経て進化しました。

“ディヴィンヌ”や“アイコン・ベル”の開発で得たノウハウをもとにデザインされた新しいベルにより、いっそう魅力ある響きをたたえます。その温かく芯のある音色や音の遠達性、そしてより均一なレスポンスと正確な音程は、高度な表現を追求する奏者の方々に、満ち足りた喜びを感じていただけることでしょう。

クラリネット界において偉大な功績を残したロベール・カレに敬意を表し、彼の名前の頭文字をとって“RC”と名付けられたのです。

TRADITION について

純粋な音色、極まる。

190年にわたり世界最高峰のクラリネットを製造し続けている〈ビュッフェ・クランポン〉から誕生した、新型内径モデル“トラディション”。

“トラディション”は、1950年代以前の設計にもとづきながらも現代のプレイヤーのニーズに配慮。クラリネットらしい純粋な音色で人気の高かった“BC20”の内径に着想を得て、“R13”、“RC”両系統の内径をさらに進化させています。これにより、これまでとは全く別の「第三の内径」を持つモデルとなりました。

トーン・ホールの配置には“トスカ”の設計を活かしています。これまで〈ビュッフェ・クランポン〉が生み出してきた名器の長所が活かされ、いかなる演奏環境にも適し、全音域にわたる均一な音程と、クリアで柔らかい音色を特長としています。

研究・開発に携わったフランス、アメリカの〈ビュッフェ・クランポン〉アーティスト全員の賛同を得て名づけられた“トラディション”。アマテュアからプロまで、全てのクラリネット奏者が鳴りや音程のコントロールに悩まされることなく、演奏に集中することを可能に。限りなくナチュラルなクラリネットを目指し実現した、「純粋さを極めた音色」で人々を魅了します。

 

 

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