Blog

ホームスタッフブログ待望のNEWモデル『ヤマハカスタム バリトンサックス!』

待望のNEWモデル『ヤマハカスタム バリトンサックス!』

2020.10.20サックスショップ

やーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと、新しいモデルが出ます!!

『ヤマハカスタム バリトンサックス!』

ご無沙汰しております、セントラル楽器の秦野(はたの)です。ずいぶん久しぶりにブログを書いています。今年はなんだか暗いニュースばっかりで嫌になっていまいますね…

そんな中、大興奮のニュースが入ってまいりました!ヤマハのバリトンサックスに上位機種『YBS-82』が登場します!!

 

どんな楽器かご紹介する前に、

皆さん、日本のサックスカルテットといえば、どのグループが思い浮かびますか?

「ザ・レヴ・サクソフォン・クヮルテット」「ルミエサクソフォンカルテット」「クローバーサクソフォンクヮルテット」「ブルーオーロラ サクソフォン・カルテット」「雲井雅人サックス四重奏団」「東京サクソフォンアンサンブル」「アルモ・サクソフォン・クァルテット」「アルディ・サクソフォーン・クヮルテット」「キャトル・ロゾー・サクソフォン・アンサンブル」、最近バズった「サクソフォン・カルテット・アダム」などなど、書ききれないぐらい他にも数多くのグループが存在しますね。(グループ名の表記が間違っていたらごめんなさい。)

私が一番最初に思い浮かぶのは、そう!「トルヴェール・クヮルテット」です。トルヴェールが一番に思い付いたのは私だけではないはず…

トルヴェールがどんなグループなのかは長くなるので割愛させていただきますが、“めっちゃすごいサックス四重奏”とだけ覚えておいてください。

そんなトルヴェールのバリトンサックス奏者 田中靖人先生が開発に協力して出来上がったのが今回ご紹介する『YBS-82』です。そりゃあ期待しちゃうじゃないですか!!

ちなみに、東京佼成ウインドオーケストラの演奏している「ディープパープルメドレー」の中でバリトンサックスソロを吹いているのも田中靖人さんです。めちゃくちゃかっこいいので聞いたことがない人はぜひCDを買って聞いてください!

 

前置きが長くなりました。さっそく見ていきましょう。

下記情報はヤマハのホームページより。

YBS-82

HPではこう↓紹介されています。

バリトン初のカスタムモデル。クラシックからジャズまでオールジャンルをカバーする、音色にこだわりを求める奏者向けの最上位機種です。スタンダードなゴールドラッカー仕上げ。

 

⾳⾊にこだわりを求める奏者向けの最上位カスタムモデル。

バリトンサクソフォンらしい低音の太い音色に加え、中高音域で伸びのある煌びやかな音色を実現しました。低音部のパートを受け持つアンサンブル用の楽器の枠を超え、多彩な音色によりソリスティックな表現まで可能になりました。

↑これだけだと今までの楽器と何が違うのかイマイチ分からないですね。

では仕様を見てみましょう。

YBS – 82
仕上げ ゴールドラッカー
ベル 加工 1枚取り
彫刻 手彫り
キイ 指貝 白蝶貝
付属キイ High F#, Low A, フロントF
サムフック 可動
調子 E♭
ネック BC1
ペグ ペグ 付属
ペグ受け あり
マウスピース BS-5CM
ケース BSC-62III キャスター付きハードケース

ますます何が違うのかって感じですね。

では特長を。

新規ベル形状

従来モデルよりもベル全長が短くなり、音孔のレイアウトも刷新、低音域から高音域まで均一で豊かな音色をお楽しみいただけます。

可動式フロントFキイ

ローA、オクターブキイ

右手テーブルキイ

左手パームキイ、左手テーブルキイ

キイレイアウトの刷新

キイの軽量化と新規部品の採用。また、楽器の重心バランスの見直しにより、自然とポジションが取りやすくなり、手の負担が軽減されて、操作性が向上しました。

カスタムネックBC1

息を入れてから音になるまでのレスポンスの良さが特徴で、歯切れよく、芯のある音を自由に操ることが出来ます。

お好みによって、オプションのカスタムネックをお選びいただくこともでき、プレイヤーに合わせたカスタマイズも可能です。

 

着脱式 新ペグ

軽量化したペグ受けとペグを新規採用。ペグ脱着による音色への影響を軽減しました。

ふむふむ…。
ベルを少し短くして、キィの形を変えて、ネックとペグを新しくしたのか。

全然違うやんけーーーーーーー!!!

今までのバリトンサックスとは全く違うと言ってもいいですね。

 

①ベルが短くなって音程は大丈夫なの?と思いましたが、今まですこしクセのあったLowAの音程は改善され、音色がより均一化されたようです。

②キィレイアウトは一言で言うと“コンパクトで持ちやすく”なったようです。バリトンサックスは両手の小指がかなりきつかったので、これが改善されるのは非常にありがたいですね。

③カスタムネック、遂に出ましたね。付属はC1タイプですが、12月に吹奏感の異なるV1やE1タイプも発売されます。それぞれに素材やメッキの仕様違いが発売されるので合計15種類がHPに載っています。 奏者のこだわりが出るポイントですね。

④ペグは従来の物よりスリムになったように見えますね。ペグの脱着による音色への影響が少なくなったようです。ペグを付けてフロアに置いて(?)吹くとかなり響きが変わりますよね。ちなみに私は、ペグは付けるけどフロアには触れないように吹くのが好きです(笑)

⑤(画像無し)

細かいところでいうと、ストラップリングの位置は今までよりも少し高い位置に設置されて、より自然なポジションで構えられるようになったようです。また、ネックスクリューは左手締めから右手締めに変更になったようです。右利きの私には非常に嬉しい変更です。逆に、今までなんで左手締めだったのか…

彫刻はアネモネというお花が豪華に手彫り彫刻されます。アネモネの花言葉は「あなたを愛します」「はかない恋」だそうで…

 

付属のケースはかなりゴツくなりました。

取っ手が多い!とは思いましたが、このタイプは長く使っても壊れにくいのでいいですね。キャスターもより転がしやすい位置についています。

※キャスターは真っ平らなところ以外では絶対に使わないでください。アスファルトの上などボコボコしているところでごろごろと転がしてしまうと、振動が楽器に伝わり徐々に調整が狂ってしまいます。

 

さてさて、ヤマハの本気が垣間見えたところで気になるお値段ですが…

税抜きで¥ 1,150,000 円。税込で¥ 1,265,000 円なので、実際の販売価格は¥ 1,075,250 円(税込)の予定です。ついにヤマハから100万円越えのバリトンです。ヤマハ、本気マジですね。

すこーし先の12/19(土)発売予定です。ご購入・ご試奏のご予約お待ちしております。
 

 

従来機種の後継モデルも新発売!

カスタムモデルの発売に伴い現行の機種もモデルチェンジします。こちらは10/26(月)発売予定です。

YBS-41Ⅱ → YBS-480

YBS-62Ⅱ → YBS-62

なんとバリトンサックスのモデルチェンジは26年ぶりだとか…

カスタムモデルの設計思想を受け継ぎモデルチェンジされたので、操作性の向上は間違いないと思われますが、価格はそれぞれ若干高くなってしまいます。

当店なら、お求めやすい従来の「YBS-62Ⅱ 」の在庫がまだございますので、お探しの方はお早めに!

(上野耕平先生に選定していただいた超レア個体ですよ)

さらに今なら、なかなか入荷しないセルマー(Ⅱ・Ⅲ)やヤナギサワとの吹き比べも可能です。

 

低音楽器が大好きな秦野にはたまらないニュースでした!入荷が楽しみです。

記事を書いていたら欲しくなってきちゃいました…。ヤナギサワから乗り換えちゃおうかしら…笑

PAGE TOP