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お手入れ★マスター【ピッコロ/フルート編】

2021.02.03フルートリペア

こんにちは!セントラル楽器修理部の明樂(あきら)です。

 

ピッコロ・フルート吹きのみなさん、毎日のお手入れはしっかりできていますか?

「毎日のお手入れって何をすればいいの?」

そんな疑問に、日々楽器に触れている修理部スタッフがお答えします!

ということで…。

あなたも!?お手入れ★マスター【ピッコロ/フルート編】

をお届けします!

 

 

 

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目次

演奏前のお手入れ

演奏後のお手入れ

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演奏前のお手入れ

 

★組み立て方についてはこちらもチェック★

 

【ピッコロ】ジョイントコルクにコルクグリスを塗る

ジョイント部分にコルクが巻いてある楽器は、組み立てる前にコルクグリスをつけて指でしっかりと馴染ませます。ただし、ベタベタになるまで塗る必要はありません。ハンドクリームを肌に馴染ませるイメージ!

また、はみ出たグリスはティッシュ等で拭き取っておきましょう。

コルクグリスを塗ってみてもきつい場合、そして逆にゆるい場合も修理が必要になります。

少しでも違和感を感じたら早急に修理に持ち込んでください。

 

 

【フルート】ジョイント部を綺麗に!

ジョイント部が金属の楽器は、組み立てる前に必ず拭き取ります。

差し込む側(頭部管と足部管)は綺麗なポリシングクロスやガーゼを使用します。

研磨成分の入ったクロス(シルバークロス等)や汚れたポリシングクロスやガーゼは使わないでください。

金属の表面にキズが入ると抜けなくなることがあります

受け側(胴部管と足部管)には金属粉が付いていることがあります。

拭き取る時は楽器を拭き上げるクロスとは別のクロスやティッシュを使用しましょう。もちろん汚れたクロスやガーゼは使用しないこと!

また、組み立ての際は【グリス類は塗らない】でください。組み立てにくくなる原因になります。

ジョイント部を拭いてみてもきつい場合や逆にゆるい場合は、無理に組み立てず早急に修理に持ち込んでください。

 

 

 

演奏後のお手入れ

【ピッコロ】ジョイント部を拭き取る

分解した後、ジョイント部についているグリスや水分をティッシュ等で拭き取ります。

もちろん拭き上げ用のクロスや汚れたガーゼは使用しないこと!

また、グリスは管体やコルク部に残らないようにしましょう。劣化の原因になります。

 

 

【フルート】ジョイント部を拭き取る

分解した後、ジョイント部についている汚れや水分を拭き取ります。

差し込む側(頭部管と足部管)は綺麗なポリシングクロスやガーゼを使用します。

研磨成分の入ったクロス(シルバークロス等)や汚れたポリシングクロスやガーゼは使わないでください。

受け側(胴部管と足部管)は金属粉が付いていることがあります。

楽器を拭き上げるクロスとは別のクロスやティッシュを使用しましょう。もちろん汚れたクロスやガーゼは使用しないこと!

 

 

【ピッコロ・フルート】管内の水分を取り除く

頭部管、胴部管、足部管それぞれの内側の水分を綺麗なガーゼを巻いたクリーニングロッドで拭き取ります。

頭部管をお掃除する時は反射板に強く当たらないように注意しましょう。位置がずれると音に影響します。

ロッドは無理に通さないでください。管内にガーゼ等が詰まってしまうことがあります。

ガーゼ等が詰まってしまった時は【絶対に自分では何もせず】すぐに修理に持ち込んでください。

無理に引っ張ったり押し込んだりすると楽器が歪んでしまったり割れてしまったりします…。

 

 

【ピッコロ・フルート】タンポやトーンホールも念入りに!

クリーニングペーパーをトーンホールとタンポのすき間に入れ、キイを数回パタパタと動かし、タンポやトーンホールについた水分を取り除きます。
キイを閉じた状態でクリーニングペーパーを引っ張る動作は、タンポを痛める原因になるので絶対に行わないでください。

特に普段閉じているキイには水分が残りやすいので入念に取り除きましょう。

 

★タンポについてはこちらもチェック★

 

 

【ピッコロ・フルート】仕上げは表面の拭き上げ!

綺麗なポリシングクロスで楽器の表面の指紋や汚れを拭き取ります。

ピッコロ・フルートはキイのすき間に汗や汚れが入り込むとキイの動きが悪くなる場合があります。

これを防ぐためにも拭き上げは必ず行ってください!

また、タンポの表面にクロスが当たると破れの原因になるので注意しましょう。特にキイのふちは注意!

クロスがキイやバネに引っかからないようにも注意しましょう。

 

 

基本のお手入れはなんとこれだけ!これなら毎日でも頑張れそうですよね♩

 

いかがでしたか?

毎日のお手入れがしっかりできていると気持ちよく楽器が使用できます。

今までピッコロ/フルートを吹いてきたあなたも、これからピッコロ/フルートを始めるあなたも、ぜひこの記事を参考に毎日のお手入れに取り組んでみてくださいね♩

これであなたもお手入れ★マスター!

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