中古 テナートロンボーンのご紹介
今回は、吹奏楽だけじゃない。管楽器を愛する人の為のセントラルを目指し執筆した
中古 テナートロンボーン特集ブログです。
突然になりますが、皆様のセントラル楽器はどのようなイメージが浮かびますでしょうか?
様々な方がいらっしゃると思いますが、特に神奈川県にお住まいの方の場合は
吹奏楽(部)
のイメージがあるのではないでしょうか?
管楽器専門店のアイデンティティとして、吹奏楽のイメージが前面に出ていることはとても良い事なのは間違いないです。しかし、中古楽器スタッフの私は時々
「吹奏楽で率先して使うモデルではないけれど、これは見る人が見れば結構いい物のはずなんだよな…」
と感じる楽器がたまにあります。
そんな楽器たちの情報も世の中に発信していって、新しい人のもとへ旅立ってほしい。
少しでもご興味のある方のもとにこちらのブログが届くことを願っております。
それではご紹介です。
キング(H.N.WHITE the KING)
Medium Bore (委託品)
これはすごい…なにがすごいかって、彫刻から推測するに1905年から1910年の間に生産されたモデルなんです。年月を重ねるごとにプレミア化する弦楽器と違い、管楽器は熟成して価値が変動するわけではないのが正直な所ですが…
古の時代のサウンドを楽しむという点では、大変価値のある楽器なのではないでしょうか…?
(ライオン…キング⁉ ハクナ・マタタでしょうか…)
C.G.コーン
44H (委託品)※販売済み
ヴィンテージ…という点ではこちらも外せません…製造年代はおそらく1940年代…
古き良きサウンドポイントでも高得点を出せる逸品ですが、特筆点はベルの縁にワイヤーを入れたり、巻き込みもせずに仕上げた『Vocabell』です。
本当にフチが無いんです。なかなか見かけることの無い作りなので物珍しさがあります。
斜めの支柱もとっても素敵です。
アムライン
ATJ-G (委託品)※販売済み
今回のブログでは唯一のヨーロッパ勢。ドイツのメーカー「アムライン」
ゴールドブラスベル仕様なのでテナーながらにしっかりとした響きを持ちます。
流通量が決して多いとは言えなかったアムラインのトロンボーン。
ハンドメイドの響きをぜひご堪能いただければと存じます。
カナディアンブラス
CB21 (委託品)※販売済み
自分の知っているカナディアンブラスはあの超有名ブラス・クインテットだけど、
カナディアンブラスの楽器とは…?となりましたので少し調べてみました。
どうやら、ゲッツェンやエドワーズとの様々な歴史があるのですが、全てを説明すると長くなってしまうので…
今回はこの楽器に関連する部分を二点ほどご紹介いたします。
①Jトーマス・ゲッツェン氏・エドワード・ゲッツェン氏の両氏がエドワーズ・トロンボーンを作成してい たアライド社というメーカーがあった。(現在はゲッツェンと統合)
②アライド社は1990年にカナディアンブラスと提携して楽器作成開始。その際に作られたのが
カナディアンブラスの楽器
それって…カナディアンブラスの楽器は実質 ゲッツェン や エドワーズ の楽器…
と言っても過言ではないってコト!?
「そんな事常識だろ」という方も「そうなの!?」となった方も、是非ご検討いただけますと幸いです。
V.バック
12GP※販売済み
バックのトロンボーンの中では一番細いボアを持つモデル12(バルブトロンボーンを除く)
こちらはなんと受注生産のGP仕上げ!!細くてタイトな音色になりがちなテナートロンボーンですが、GPと合わせることにより、響きの豊かさも兼ね備えている逸品です。
V.バック
12SP※販売済み
上記GPの仕上げ違いSPも在庫がございます!
こちらも受注生産のSP仕上げ!!GPが豊かな音色だとするならばこちらのSPはやや暗めな音色になる特性です。
GPとSPが選べる機会があるのはかなり稀!気になる人はお早めにお問い合わせください!!!
ヤマハ
811G (委託品) ※販売済み
上記楽器とは若干キャラクターの異なる811G。バイエルン放送交響楽団首席奏者のトーマス・ホルヒ氏が開発協力をしたとの事なので、オーケストラ寄りのテナートロンボーンなのでしょう…
執筆スタッフの担当はチューバ・ファゴットですので、撮影しながらテナートロンボーンのシンプルな美しさに感動しました。
中古楽器は一点物。ピンとくるものがあった方はお早めにご連絡ください。
皆様のお問い合わせを心よりお待ちしております。
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★引き続き、新型コロナウイルス感染症の感染拡大リスク低減のため、