夏の吹奏楽コンクールへ行ってきました!
こんにちは!リペア担当の岸本です。
真夏日が続き蒸し暑い毎日、巷では夏の吹奏楽コンクールが熱いですね!
神奈川県では支部大会が無事に終わり、県大会がはじまりました。
出場された皆さん、本当におつかれさまでした!
まだまだ大会が続く皆さん、引き続きがんばってください!
さて、皆さんはコンクール会場で楽器の修理をしている人を見かけた事はありますか?
皆さんが安心して演奏できるよう、会場で起きた楽器のトラブルに即座に対応するリペアスタッフ…。
それは私たち、セントラル楽器のリペアスタッフかもしれません!
セントラル楽器は毎年、神奈川県内ほとんどの吹奏楽コンクールへお手伝いに行っています。
今年の支部大会は7/24(水)~7/31(水)の7日間。
神奈川県民ホールをはじめ、みなとみらいホール・相模女子大学グリーンホール・厚木市文化会館・
秦野市文化会館・よこすか芸術劇場…。
合計6つの会場へ、リペアスタッフほぼ総出で出張しておりました…!
コンクール当日は本当に色々なことが起こります。
今年も各会場で様々な楽器のトラブルに対処してきましたが、時には対処のできない事案が起こることも。
普段と違う環境において「まさか」のトラブルはつきものです!
私たちが今まで経験した、コンクール会場での「まさか」を紹介しますので、県大会や来年のコンクールへ向けての参考にしてみてください!
怖いのは、楽器の「落下」
リペアスタッフが恐れているのは、楽器の落下によるトラブルです。
管楽器は細かいパーツが多いので、落下した楽器は重症な場合がほとんど!
熟練のリペアスタッフが待機していますが、使用する工具の関係上、コンクール会場でのリペアが難しい場合があります。
楽器が落下してしまう事案は、「トラックからの積み下ろし」「ケース置き場で楽器を出すとき」「チューニング室からの移動中」でよく発生するようです。
慌ただしい移動で焦っていたり、楽譜・ミュート・チューナー・スタンドなど手荷物が多くて楽器をきちんと持てなかったりして、落下してしまうのではないかと思われます。
※サックス奏者の皆さん、楽器をストラップにかけていても絶対に両手を離してはいけませんよ!
慣れない環境でこそ深呼吸。落ち着いて行動を!
そして、極力持っていく荷物を少なくする様に工夫してみましょう。
ケース、ちゃんと開きますか…?
楽器をトラックに積み込む際、ケースにカギをかける方は多いですよね。
自分たちの目から離れるのでかけておいた方が安心です。
しかし、いざ楽器を出すという時に「カギ忘れてきちゃった!!」と気づくトラブル、ほぼ毎年目撃します。
すみません、リペアスタッフもすべてのケースのカギは持っていません…。
カギをかけたら必ず忘れないように!
万が一忘れてしまったら、自分と同じケースを使っている人を見つけてください。
同じメーカーのケースであれば同じカギで開く場合がほとんどです。
少し勇気がいりますが「カギ、持ってますか?」と聞いてみましょう。
◆他にもあります。こんな忘れ物。
楽器にトラブルのない事が一番ですが、稀にリペアスタッフの想像を超える「忘れ物」が発生します。
・楽譜
・リード
・マウスピース
・パーカッションスタンド
・トロンボーンのスライド
…などなど。
すみません、リペアスタッフもトロンボーンのスライドは持っていません…。
学校に忘れ物がないか、しっかり確認をしましょう。
演奏に必要なものは、出発するときに必ずチェックしましょう!
「楽器ケースの中に入れておくもの」「カバンに入れて持っていくもの」「トラックに積むもの」など、項目に分けてリストアップしてみると意外な忘れ物に気づくかもしれません。
トラブルが起きたら、まずは教えてください!
色々な「まさか」が起こるコンクール会場ですが、周りには皆さんの活動を応援してくださっている方がたくさんいます。
何かトラブルが起きてしまったら、まずは慌てずにご相談ください。
トラブル発覚から出番までの時間が長いほど、解決の糸口が見つかります。
皆さんが今までの練習の成果を発揮できるよう、私たちも影ながら見守っています!
神奈川県大会もセントラル楽器のリペアスタッフがお手伝いさせていただきます。
当日「まさか」が起こったら、ご遠慮なくご相談くださいね。