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お手入れ★マスター【オーボエ編】

2021.02.07オーボエリペア

こんにちは!セントラル楽器修理部の明樂(あきら)です。

 

オーボエ吹きのみなさん、毎日のお手入れはしっかりできていますか?

「毎日のお手入れって何をすればいいの?」

そんな疑問に、日々楽器に触れている修理部スタッフがお答えします!

ということで…。

あなたも!?お手入れ★マスター【オーボエ編】

をお届けします!

 

 

 

 

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目次

演奏前のお手入れ

演奏後のお手入れ

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演奏前のお手入れ

 

★組み立て方についてはこちらもチェック★

 

ジョイントコルクにコルクグリスを塗る

ジョイント部分にコルクが巻いてある楽器は、組み立てる前にコルクグリスをつけて指でしっかりと馴染ませます。ただし、ベタベタになるまで塗る必要はありません。ハンドクリームを肌に馴染ませるイメージ!

また、はみ出たグリスはティッシュ等で拭き取っておきましょう。

コルクグリスを塗ってみてもきつい場合、そして逆にゆるい場合も修理が必要になります。

少しでも違和感を感じたら早急に修理に持ち込んでください。

 

 

ジョイント部を綺麗に!

ジョイント部が金属の楽器は、組み立てる前に必ず拭き取ります。

金属粉が付いていることがあるので、拭き取る時は楽器を拭き上げるクロスとは別のクロスやティッシュを使用しましょう。もちろん汚れたクロスやガーゼは使用しないこと!

 

 

連絡キイの位置を確認!

連絡キイで上下管、下ベル管のバランスをとっています。

上記の写真は正しく組み立っている状態のものです。

どんなに調整がバッチリ取れていても、この部分が組み立ての時にずれたままになってしまうと、とても吹きにくくなってしまいます。

シビアに!心を鬼にして!正しく組み立てられているか確認してください!

また、組み立てる時は連絡キイ同士がぶつからないように注意しましょう。

上記の通りに正しく組み立てても音が出なかったり吹きにくい場合は、早急に修理に持ち込んでください。

 

 

 

演奏後のお手入れ

お手入れの前に…

木製のオーボエは管体に水分が残ったままになると割れてしまうことがあります。

管体割れを起こさない為にも演奏後のお手入れは特にしっかり行いましょう。

温度差、水分は木製楽器の天敵です。

 

★割れについて詳しく知りたい方はこちらもチェック★

 

それではここからは演奏後のお手入れのお話です。

 

スワブを通す

管体にクリーニングスワブを通します。

スワブはしっかりと広げ、しわや結び目がない状態使用しましょう。

スワブはゆっくり通して最後まで抜き切らず止まったところで引き戻すこと。

急いで通したり、無理に通すとスワブが管内に詰まってしまう原因になります。

もし、スワブが詰まってしまった時は【絶対に自分では何もせず】すぐに修理に持ち込んでください。

無理に引っ張ったり押し込んだりすると楽器が歪んでしまったり割れてしまったりします…。

 

 

ジョイント部を拭き取る

分解した後、ジョイント部についているグリスや水分を拭き取ります。

グリスや水分は管体やコルク部に残らないようにしましょう。劣化の原因になります。

 

 

タンポやトーンホールも念入りに!

クリーニングペーパーをトーンホールとタンポのすき間に入れ、キイを数回パタパタと動かし、タンポやトーンホールについた水分を取り除きます。
キイを閉じた状態でクリーニングペーパーを引っ張る動作は、タンポを痛める原因になるので絶対に行わないでください。

特に普段閉じているキイには水分が残りやすいので入念に取り除きましょう。

 

★タンポについてはこちらもチェック★

 

 

仕上げは表面の拭き上げ!

綺麗なポリシングクロスで楽器の表面の指紋や汚れを拭き取ります。

オーボエはキイのすき間に汗や汚れが入り込むとキイの動きが悪くなる場合があります。

これを防ぐためにも拭き上げは必ず行ってください!

タンポの表面にクロスが当たると破れの原因になるので注意しましょう。特にキイのふちは注意!

また、クロスがキイやバネに引っかからないように注意しましょう。

 

 

基本のお手入れはなんとこれだけ!これなら毎日でも頑張れそうですよね♩

 

いかがでしたか?

毎日のお手入れがしっかりできていると気持ちよく楽器が使用できます。

今までオーボエを吹いてきたあなたも、これからオーボエを始めるあなたも、ぜひこの記事を参考に毎日のお手入れに取り組んでみてくださいね♩

これであなたもお手入れ★マスター!

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