ユーフォニアムフェアのその後…

2019.02.20ユーフォニアムショップ

みなさん、こんにちは（こんばんは）ショップ担当の秦野（はたの）です。

2/9～17まで行っておりました「ユーフォニアムフェア」ですが、非常に多くのお客様にご来店いただきまして、大盛況のうちに終了となりました。

今回のブログではフェア期間中、主要メーカーの中で特に人気の高かったモデルをご紹介いたします。あくまでも今回のフェア期間中での集計ですので、参考程度にお読みいただければ幸いです。

“ユーフォニアム”を作っているメーカーはたくさんありますが、特に有名なのがYAMAHA・BESSON・Willsonの３社です。（その他にJUPITER・PRESON・ADAMS・MIRAPHONE等多くのメーカーがユーフォニアムを作っています。）

YAMAHA

ヤマハは国内生産ということもあり、ベッソン・ウィルソンと比べれば価格が安いことが特長です。安いといっても日本でとても丁寧に作られている楽器ですので、作りはしっかりしていますし、音程もとりやすいです。

そんなヤマハの中で１番人気だったのは「YEP-642S“Neo”」

音程補正(コンペンセイティング)システム搭載で、他社だと100万円近くするモデルが多い中このモデルは50万ほどで購入が可能です。価格と性能のバランスが非常に良いのが人気の理由でしょうか。

余談ですが、私自身学生時代から15年ほどこのモデルを使い続けています。

・音程補正(コンペンセイティング)システムについて

コンペンセイティングシステムは、上ずりやすい低音域の音程を迂回管を通すことで音程が高くなるのを防ぐシステムです。ユーフォニアムのソロ曲やアンサンブル曲に取り組むようになると非常に重宝するシステムです。

BESSON

ユーフォニアムの王道といっても過言ではないのがベッソン社のユーフォニアム。ヤマハと比べてお値段はかなり高くなりますが、値段相応の素晴らしい音がします。

そんなベッソンの１番人気モデルは「プレスティージュ BE2052-2」でした。

最上位機種であるプレスティージュモデルは、世界中の奏者から絶大な支持を得ています。ハイトーンなど音程が高くなりやすい音を調節可能なチューニングスライドトリガーを標準装備しているのも特長的です。

ベッソンのプレスティージュモデルと1つ下のソヴリンモデルはベルサイズが２種類あり、今回人気だった2052モデルは大きいベルタイプです。当然、ベルの大きい・小さいは音色にも影響しますが、人によって好みが違うものですので、ベッソンのユーフォニアムを購入の際はぜひ両方のタイプをご試奏ください。

“-2”は銀メッキ仕上げを意味します。ラッカー仕上げのモデルも製造はされていますが、日本では銀メッキ仕上げのタイプが一般的です。

・チューニングスライドトリガーについて

チューニングスライドトリガーは左手親指で操作する機能で、トリガーを押し込むことでチューニング管を伸ばし、音程を自在に下げることができます。ウィルソンやベッソンのソヴリンモデルにはオプションとして後付けが可能ですが、パーツの取り付けによって従来の吹き心地が変わってしまう恐れがありますのでご注意ください。

Willson

スイスのメーカーで、ベッソンと並び世界中で愛用者の多いメーカーです。スタンダードモデルのTA2900BS、インナーベルをゴールドに仕上げたTA2900BS/GPなど2900シリーズの人気が非常に高いですが、今回のフェアで１番人気だったのは「TA2905BS」でした！

TA2905はTA2900をベースに一部パーツをライトタイプに変更、さらに２番管プロテクターを外すことによりレスポンスの向上とコストダウンに成功したモデルです。レスポンスの向上については人によっては吹いた時の抵抗感が減り、苦手な方もいるようですが、なによりも嬉しいのがコストダウンです。

スタンダードモデルのTA2900BSは近年原材料の高騰により当店の販売価格で100万円を超えてしまいましたが、TA2905は80万円でおつりがきます！安いとは言えない金額ですが、憧れのウィルソンサウンドをこの価格で手に入れることができるのは非常に魅力的ではないでしょうか。

ウィルソンは2019年3月31日まで、キャッシュバックまたはユーフォニアムケースプレゼントのキャンペーンを行っております。キャッシュバックを選択すればさらにお安くご購入が可能です。

キャンペーンや各モデルの正確な販売価格については当店までお問い合わせください。

2019.2.20 現在　上記ご紹介モデルは全て在庫しております。

BESSON BE2052-2は外囿祥一郎先生選定品！

Willson TA2905BSはブライアン・ボーマン博士選定品！

ご試奏を希望の方はあらかじめご連絡をいただけますと幸いです。もちろんご連絡なしでのご試奏も可能です。

私、今こうして文章を書き、自分の文章力のなさに愕然としております。各社まだまだ魅力あふれる楽器でございます。百聞は一見に如かず、気になるモデルがございましたらぜひ当店までご来店ください。

ご指名いただければ私が直接ご案内させていただきます。ユーフォニアムについて熱く語り合いましょう。